東京カニコ  
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「金のヅラ銀のヅラ」のベースとなっているストーリーは、昔話の「金のオノ、銀のオノ」。
正直者で得をする主人公と、強欲でうそつきな友達が損をする様を描いています。
舞台を上野忍ばず池に変え、現代に生きるサラリーマンの姿を重ねたのが「金のヅラ銀のヅラ」 です。

■金のオノ、銀のオノとは・・・

むかしある男が、川のそばで木を切っていました。
男は誤って持っていたオノを川に落としてしまいましたが
そこに神さまがあらわれ男に「お前の落としたのは金のオノか、銀のオノか?」と尋ねます。
男は自分のオノは金でも銀でもないふつうのオノだと言いましたが、
神様は正直な男に、持っていたオノに加え、金のオノ銀のオノを与えます。

それを聞いた友人は同じことをして、自分も金のオノを手に入れようとしました。
しかし、うそをつき「金のオノを落とした」といった貪欲な男には、神様は何も与えず
もっていたオノまでも返してくれませんでした。